
目次
「合成界面活性剤」とは
まず「界面活性剤」には2種類あって
天然由来の「天然界面活性剤」と
石油などを原料とし人工的に作られた
「合成界面活性剤」のことをさします。
違いは簡単にいうと
・地球にやさしいか=「天然界面活性剤」
・地球にやさしくないか=「合成界面活性剤」
です。
「天然界面活性剤」の主な成分は
「脂肪酸ナトリウム」
「脂肪酸カリウム」
「レシチン」
「サポニン」
「リン脂質」
「ペプチド」
といったものになります。
こららの多くは微生物によりわずか1日で
水&炭酸ガスに分解される特徴があります。
環境にやさしいですね♪
今回お話したいのは地球にやさしくない
「合成界面活性剤」のほうです。
その数は2000~3000種類と実に多く
特に気をつけたい成分は
「硫酸」
「スルホン酸」
といった成分で洗浄力は非常に高いのですが
皮膚への刺激が強いものです。
詳しい特徴をみていきましょう。
「合成界面活性剤」の特徴とメカニズム
「合成界面活性剤」には以下のような
特徴があります。
・高い機能性(洗浄力)
・高い毒性
・高い浸透性
・高い残留性
洗浄力と毒性について
「合成界面活性剤」は主に「石油」を原料
としたもので多くの洗浄剤や化粧品などに
含まれています。
石油を直接肌に取り込むなんて…
考えるだけでその毒性が伝わりますが
何といっても最大の特徴は
『洗浄力が強い!!』
なので
「何だかよさそう…」と市場に出回りはじめ
てしまっているのが現状です。
高い浸透性について
皮膚には「皮脂膜」と「角質層」があって
この2つが皮膚のバリア機能を発揮します。

ですが「合成界面活性剤」はその強力な
パワーで「皮脂膜」や「角質層」を突き破り
体内に侵入し皮膚を破壊しているのです。
「合成界面活性剤」配合の化粧品などで
化粧水やクリームを使うと
「何だか皮膚に浸透していく…」
「まるで赤ちゃんのようなもち肌」
なんて言われていますが
それは皮膚バリアが破壊されむき出しの状態
になっているからそのように感じるのです。
ちなみに赤ちゃんがもち肌なのは
まだ「皮脂膜」や「角質層」が十分に
形成されていないためです。
私は敏感肌なのでそういった化粧品を
使うと途端に痒くなったり、ヒリヒリしたり
して肌が教えてくれました。
健康肌の方でも使い続けることによって
慢性的な乾燥・敏感肌になることもあるので
注意が必要であると感じています。
私はもともと無添加化粧品しか
肌が受けつけなかったので
化粧品選びにはとても苦労しましたが
今となっては良かったかなと思っています。
高い残留性について
また「合成界面活性剤」という
カラダにとって毒となる化学物質が
「経皮毒」として皮膚から吸収されると
10日経っても10%しか分解されず
カラダに蓄積されていってしまいます。
肝臓でも分解できない成分なのです。
その毒が老廃物となりカラダ中を巡り
血流を悪くし「冷え」を引き起こす
原因となってしまいます。
「合成界面活性剤」は下水処理でも
なかなか分解・除去できず
ヘドロになったり魚にも悪影響を与え
環境汚染にもつながり地球にも
やさしくない成分といえます。
「合成界面活性剤」はどのようにカラダに吸収されるの?
先ほど化粧品を例にあげてみましたが
「合成界面活性剤」がカラダに取り込まれる
経路は主に3つあります。
①口からの経口吸収
②鼻や口からの吸入吸収
③口内や子宮などの粘膜吸収
です。
例えば食器洗剤が残った食器を通して
口からカラダに吸収されたり
洗剤が残留している服から
皮膚に直接吸収されたり
消臭剤や虫よけスプレーを通して
口や鼻から吸収されたりします。
合成界面活性剤がカラダ及ぼす症状
合成界面活性剤がカラダ及ぼす症状は
主に以下。
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性皮膚炎
・肌あれ
・発がん率が高まる
・子宮内膜症になりやすい
・不妊になりやすい
先程述べたように皮膚バリアを破壊するため
様々な皮膚トラブルを引き起こします。
強力な「合成界面活性剤」はさらに皮下に
浸透し細胞までも破壊することがあります。
さらにさらに血管に直接侵入して全身を
巡ってしまうことも…こわいですね(^_^;)
そして発がん率も高めてしまうようです。
また女性は「毒」が子宮に溜まりやすいのです。
その結果「子宮内膜症」や「不妊」が
増加しています。
ちなみに男性は「前立腺」です。
最近男性の前立腺がんも増加していますね。
どういったものに合成界面活性剤が含まれているの?
では具体的にどういったものに
「合成界面活性剤」が
含まれているのでしょうか。
もうその多さに驚くばかりです。
主には以下。
・食器洗剤
・洗濯洗剤
・シャンプー・コンディショナー
・ボディソープ
・化粧品全般
・歯みがき粉
市販されている「洗う」ものに関しては
ほとんどのものに含まれていると言っても
過言ではないと思います(^_^;)

洗濯洗剤には抗菌剤、陽イオン界面活性剤
蛍光増白剤、漂白剤などが含まれています。
白さ、柔らかさ、嫌な臭い消しなどという
魅力的な効果を見せてくれます…。


クレンジングや洗顔料には洗浄剤が
含まれていて汚れ(油脂、タンパク質)を
落とすだけでなく皮膚バリアも壊しています。

化粧水や保湿クリームの多くにも
「合成界面活性剤」は含まれています。

歯みがき粉の「合成界面活性剤」は
1番危険で気をつけたいところ。
というのも口の中からの粘膜吸収率は
経皮吸収率の10~20倍と高いのです。
発泡剤、研磨剤、合成香料、合成着色料
など危険な成分がたくさん使用されています。
どういったものを選べば合成界面活性剤を避けられるの?
ではどういったものを選べば
合成界面活性剤を避けられるのでしょう。
正直わたしもまだまだ勉強中です。
そして残念ながら「合成界面活性剤」
100%フリーの生活は出来ていません。
ですが自分なりに調べて良かったなと
思えるものにいくつか出会ったので
参考までに以下のまとめ記事でご紹介しています(^-^)
私は成分を見て選ぶようにしています。
オーガニックと言われていても
オーガニック成分が一部含まれている
だけだったり…
無添加と言われていても
その他の良くない成分が含まれていたり…
冷静な目で選んでいく必要があると
感じています。
まだ記事にできていないものもあるので
どんどん増やしていこうと思っています(^-^)
まとめ

今まで散々「合成界面活性剤」の危険性ばかりに触れてきましたが、すべてのものを毒とみなし敬遠すると生きずらい世の中になってしまいました。
ですが少しずつでも日常生活に安全・安心なものを取り入れていきたいと望んでいます。自分と家族のために。
私が選ぶ基準は「地球にやさしいか」です。地球にやさしいものは私達にも優しいと思うからです。地球を汚してしまうものは、私達にとっても良いものであると感じることはできません。
そういった基準で選ばれるのもひとつの選択肢かなと感じています♪
少しでも参考になれば嬉しいです(^-^)
最後までお読みいただきありがとうございました!!
歯みがきの後に舌が麻痺して、味が分からなくなった経験ありませんか。凄く油まみれの食器でも、洗剤がすごく泡立つことありませんか。
それはカラダに有毒な「合成界面活性剤」が使われているからです。
今日は「合成界面活性剤」について理解を深めるため
・なぜ危険なのか
・人にどんな影響を及ぼすのか
・どういったものに含まれているのか
などしっかりご紹介したいと思います!!